こんにちは、Yuiです。
私は過去に20万で世界一周という無茶なことをしたのですが、その時に役に立ったのが私自身の語学力です。私は英独日のトリリンガルなのですが、この語学力のおかげで
- 人とすぐ仲良くなってご飯おごってもらえた
- 仲良くなったついでに家に泊めてもらった
- さらに車で次の目的地まで送ってくれた
- お金がないときドイツ語や英語で教えて宿と食事をゲットした
という良いことづくめだったのですね。
もちろん、語学ができないと旅行行くなとは言いませんし、正直日本語だけでもどうにかなるのですが、まあできないよりは出来た方が良いですよね。
語学の習得というと難しく考えられがちですが、意外と簡単です。
私はイエス・ノーしか言えない状態から一か月で独英間の通訳を頼まれるようになりました。
こんなことを言うと、絶対嘘!と言われるので、今回はその一か月で言語を習得するためにしたことを書きたいと思います。
(ちなみに余談ですが、なぜ一か月で頑張ったかというと、授業が始まる一か月前にドイツに渡ったのですが、授業が始まる頃には留学生用の授業じゃなくてドイツ人学生と同じ授業をとりたいと思ったからです。)
したことは非常にシンプルです。
「わからない」と言わない
私が語学力を急激に伸ばしたのはドイツに留学したのがきっかけなのですが、ドイツに行ったときの私の英語力はカタカナ英語どころかひらがな英語しか話せない状態でした。リスニングなんて全くできなかったので、何を言われてもイエスとノーで答えるしかありませんでした。
一応補足すると、大学での専門は英文学だったので単語はすごく勉強してましたし、英文もそれなりに読んでました。
ただ、私は日本で英語をまったく話してなければ聞いてもなかったんですね。なので、実際に使おうとしたら一切単語が出てこずに困ったというわけです。
また、ドイツ語に関しては基本文法だけ勉強したという程度で、単語すらろくに覚えていませんでした。
そんな状態でどうやったのという話なのですが、まずよく使いそうな文を英語とドイツ語でいくつか丸暗記しました。日本語訳すると下記です。
もちろん、そんなこと言ってもわかるはずはないのですが、何か言われたら、
とひたすらわかってる風の相槌を打っていました。そして何か、イエスかノーで答えれそうな質問のときはイエスかノーで答えて(もちろん意味なんて分からないので、ランダムでイエスかノーと言ってました笑)こちらの意見を言わないといけないような質問の時は
みたいなことを返していました。ちなみに内容は一切わかっていません。笑
図で表すとこんな感じです。マヌケですね。

ただ、「一切話せない」と言ってしまったら、そこで試合終了ですよね。誰も話しかけてくれません。なので私はひたすらはったりで、英語もドイツ語もわかりますけど?みたいな雰囲気を出していました。
また、会話中に出てきた単語や文をいったん音で覚えて、それを家に帰ったらググって意味を覚えて発音して、それに加えてよく使いそうな文を一人で黙々と訳しては覚えて発音練習して、次の日早速使ってみて会話できてる雰囲気を醸し出して、また家に帰って・・ということを繰り返していました。
(意外とカタカナでググってもちゃんと英語やドイツ語にしてくれるんです。グーグル先生愛してる。笑)
そうすると、どういうことでしょう。1週間すると大体意味が分かってくるんですよね。
英語に関してはある程度単語の貯蓄があった分、楽でした。ただ、まったく何もわからなかったドイツ語でも毎日毎日ひたすら話せないなりにも話してたら話せるようになりました。
そして、ある程度話せるようになったことでドイツ人の友達が出来たので、その子に発音の勉強ということでドイツ語でのプレゼンなどは文章を考えたらそれを添削→発音してもらい、録音して毎日聞いて完璧に発音できるようにしたりしてました。
はったりも正義ですね。笑
「~できる?」と聞かれたらとりあえず「できる」と言う
これも先ほどの「わからない」と言わないと似ているのですが、とにかくチャンスは逃さないように、どんどん「できる」と言いましょう。
例えば、私が常に「英語もドイツ語も話せるよ~」と言っていたおかげで、ドイツにきて一週間後(意味は分かるようになってるもののまだペラペラには程遠い頃)英語しか話せない留学生からこんなことを聞かれたのですね。
彼は英語しか話せません。そして私は彼が何を言っているかわかるとは言え、英語もドイツ語もまだペラペラ話せるようにはなってません。でも、言うことは一つしかありませんよね。
はい、まずここでのテクニックは、すぐに「できる」ということと、その場で話すとボロがでるので、詳細はチャットに持っていって、日程を決めるなどはチャット上でやり取りをして、その日程までに準備をするということですね。
ここでの、「またチャットしてよ」などの表現は前述したようによく使いそうな文として暗記していました。笑
こうして留学生相手に英語でドイツ語の授業をするというわけの分からないことをしたのですが、このおかげで私のドイツ語および英語は劇的に伸びました。
プロセスにすると以下です。
- まずドイツ語の文法を数回に分けて簡単にカリキュラムを考える
- 各回ごとで教えたいことをまとめて英訳する
- 毎日発音してひたすら覚える
このころにはある程度意味は分かるようになっていたのですが、文法を英語で説明するのは難しかったです。
ただ、思ったのは人間何でもやればできます。笑
ここで、もし私が「できない」と答えていたら、こんなに早く語学を習得できていないと思います。
やはり、なんでも「できる」と言ってチャンスを逃さないようにするのは大事です。
分からないことを恐れない

「英語話せない」という人に多いのが、「うまく話せなかったらどうしよう・・」という不安だと思うのですが、そんな不安は捨ててしまいましょう。
そもそも、最初からうまく話せる人なんていません。
大丈夫、人に笑われても死にませんし、恥をかいても飲み会でのネタが増えるだけです。
とにかく話して話して話しまくりましょう。
そして、語学の勉強をしたいなら分からなくても毎日その言語を聞く方が良いです。
私もドイツにいてた時はニュースなどは全部ドイツ語か英語で聞いていました。テレビも何言ってるかわかりませんでしたがドイツ語で見て、Podcastでも常に英語を流していました。そしたら、発音が分かってくるんですよね。
発音がわかると何が良いかと言うと、自分で文章を用意して訳して、いざ発音しようと思ったときに、どう発音すれば良いかがなんとなくわかるので、だんだん辞書で調べたり、ググって音声を聞いたりする時間が減っていくんです。
そしたらその時間を使ってより多くの単語を覚えたりできますよね。だんだん効率が良くなります。
こうして私ははったりをかけて話せる雰囲気をだして、なんでもかんでも「できる」と言ってやって、毎日死ぬほど聞いて発音して覚えてを繰り返した結果、
一カ月後・・・
他の留学生が留学生用のドイツ語の初級クラスを受けている中、私は教授に普通の授業を受けることを認めてもらい、ドイツ人学生と同じ授業を受けることが出来るようになりました。
こうして一カ月後には完璧とまでは言わなくても、日常生活では困らない程度には成長したのですね。
そこまで話せるようになるとあとはものすごく楽でした。自然と英語で話すときは英語で、ドイツ語で話すときはドイツ語で考えるようになってきますし、寝言まで日本語でなくなります。笑
ハードルが高いと感じる人は・・
ここまで極端じゃなくても、言語の習得にはとにかく毎日聞いて話してを繰り返すのが一番早いのは事実です。
ただ、ハードルが高いと感じる人もいると思います。
そんな人は、とにかく一日のうちで10~15分でも良いので、毎日学びたい言語のリスニングをして、自分でも真似して発音してみるのが良いです。
そしてわからない単語は調べて覚える。
もし英語の勉強だったら、BBCのLearning Englishというサイトがおすすめです。文章が軽い感じなので聞いていて楽しいですし、音声だけではなく文章もあるんです。なので、最初は文章を読みながらリスニング→シャドウィングという流れでも良いかもしれません。
語学習得は意外と簡単です!とにかく実践あるのみです!
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